今回は予防接種による副作用について解説します。
特に、高齢者やお子様と一緒にお住まいの方は、最後までご覧ください。
- インフルエンザワクチンの副作用
- 高齢者や子供で注意すること
- 予防接種の副作用を抑える方法
高齢者のインフルエンザ予防接種による主な副作用
インフルエンザによる死亡率が一般人よりも高い、高齢者は持病などの疾患を抱えた人などが多いことから、予防接種は毎年、欠かせないことです。
予防接種を受けた人に比較的にあらわれる副作用は、下記の通りです。
- 接種した部位の赤み
- 腫れ
- 痛み
- 発熱
- 頭痛
- 寒気
- 下痢
- 倦怠感(だるさ)
発熱がでた場合は、38度以上が2日経っても下がらない場合は、病院を受診しましょう。
しかし以前、新潟県内の高齢者施設で行ったインフルエンザワクチンの接種後の副反応について調査した結果では、インフルエンザは、その他のワクチンと比べても安全であると証明されています。
しかし、アレルギー反応を起こしてしまう人も稀にいるので注意が必要です。
アレルギー反応でじんましんが出る場合もある
インフルエンザワクチンの副作用は、他のワクチンと比べても安全ではありますが、ワクチンに対するアレルギー反応で、じんましんなどの症状が現れる場合があります。
じんましんは通常は数時間でおさまります。
これまで、インフルエンザワクチンを受けた際に、じんましんが現れたことがある人は、事前に医師に相談しましょう。
インフルエンザ予防接種後にこんな症状があったら病院へ
インフルエンザワクチンを受けたことで、まれに次のような症状が出たという報告もあります。
- めまい
- 嘔吐
- 吐き気
- 一時的な意識障害
- 動悸
- けいれん
- 筋力低下
また、非常に重い副作用も報告もありますが、ワクチン接種との因果関係は明らかではありません。
- ギランバレー症候群
- 急性脳症
- 脳脊髄炎
- 肝機能障害
ワクチンを接種した後でこれらの症状が出た場合は、すぐに病院に受診しましょう。
高齢者で疾患を持っている人は、ワクチン接種前に必ず相談しましょう。
副作用はどのくらいで出てくる?
副作用はすぐに出る場合があるので、ワクチンを接種してから30分以内は予防接種を受けた病院のそばで安静にしていることがおすすめです。
インフルエンザワクチンによる副作用の多くは、24時間以内にあらわれます。
まれに、数日後、数週間後にあらわれたという報告もありますので、高齢者やお子様と一緒に生活を送る方は、体調に変わった変化がないか、様子をみましょう。
高齢者や子供は副作用を訴える場合がある
高齢者や子供は体力がなかったり、体調が万全ではなかったりすると、ワクチン接種後に疲れが出て、発熱や体調不良を訴える場合があります。
疲労から発熱したとも考えられますが、高熱が出た場合は、すでにインフルエンザや風邪に感染している可能性もあります。
副作用を抑える方法はないの?
予防接種を受ける前は、しっかり体調を整えておくことが大切です。
体調不良や睡眠不足がないように、睡眠をしっかり取り、健康な生活を送りましょう。
また、高齢者の方で頻尿による睡眠不足がある際は、受診する前に仮眠をとったりすることも大切です。
体調が良くない時に予防接種を受けるとじんましんや腫れといった反応が出る可能性もあります。
高齢者で疾患持ちの人・子供で気をつけること
高齢者の方で疾患持ちの方は、ワクチンを受ける際に、医師に疾患持ちのことを伝えましょう。
また、以前にワクチン接種をして、副作用や体調不良を起こしたことがある方も、相談してからワクチン接種を受けましょう。
高齢者の方で疾患持ちの方は、ワクチンを受ける際に、医師に疾患持ちのことを伝えましょう。
また、以前にワクチン接種をして、副作用や体調不良を起こしたことがある方も、相談してからワクチン接種を受けましょう。
はじめてワクチン接種をさせることで、保護者の方は、少々不安に感じる事もあるかと思います。
ワクチン接種後は、なるべく子供の体調を気遣うことを心がけましょう。
高齢者の方、お子様で特に、下記の疾患を持ってる方は優先的にワクチンを受けることが出来ます。
- 慢性呼吸器疾患
- 慢性心疾患
- 慢性腎疾患
- 慢性肝疾患
- 神経疾患・神経筋疾患
- 血液疾患
- 糖尿病
- 疾患や治療に伴う免疫抑制状態
- 小児科領域の慢性疾患
インフルエンザワクチン接種で大切なこと
ワクチンの副作用が怖いと思う方もいると思いますが、インフルエンザを発症して重症化してしまう高齢者の方は少なくありません。
インフルエンザワクチンは充分に研究し提供しています。
インフルエンザの重症化を防ぐために、予防接種を受けて家族を守りましょう。