老人ホームに入居する場合の条件で、保証人や身元引受人が必要なことはほとんどです。
実際に高齢者施設などの入居する条件としてあげられます。
通常、親族に頼ることが多いことですが、中には保証人や身元引受人がいない方の場合、どうしたら良いのか紹介します。
- 保証人や身元引受人が必要な理由
- 保証人や身元引取人がいない場合の対処法
- 保証人代行サービスについて
この記事では、上記の3点について詳しく解説します。
保証人や身元引受人が必要な理由
保証人や身元引受人の役割は主に4つにあげられます。
次に簡単な例をご紹介します。
経済的な保証
介護施設に入居したり、病院に入院する時に必ず料金の支払いが発生します。
介護施設の月額利用料などで支払いが遅延した場合、身元保証人がこの債務を担います。
身元保証人がいない場合には、「連帯債務」を負う人にこれらの支払いを求めることができます。
また、介護施設の中では、身元保証人、身元引受人を行う保証人とは別に、支払い能力がある「連帯保証人」が必要になるケースもあります。
緊急時の連絡先
入居者が持病を持っていたり、介護を必要とする場合は、事故や病気の急変のリスクが高まります。
そのため、保証人は急変時や事故発生時の緊急連絡先となります。
入院の手続き
高齢者になると、脳の衰えや認知症の発症などにより、判断能力が低下するリスクが高まります。
いざという時に、本人の判断能力の低下により、決定できない医療処置や介護方針も出てくるリスクも少なくありません。
保証人は、本人の意思決定が難しくなった場合、医療処置や介護方針などを判断する役割を担います。
お亡くなり後の手続き
身元保証人は、本人が老人ホームや入院先でお亡くなりになった場合、ご遺体の引き取りやお過ぎの手配などを行ないます。
施設の退去時の荷物の引き取りや、医療費や未払いの利用料のお支払いも必要です。
この様に、責任かつ大切な役割を持つ保証人は、なかなか安易に任せることができないため、「保証人がいない」という高齢者が少なくありません。
保証人や身元引取人がいない場合の対処法
福岡では保証人がいない高齢者が増加
福岡では、上記の通り「高齢者単身世帯」が急激に増加しております。
高齢者単身世帯が増えると、保証人がいない高齢者もきっと増えることでしょう。
一人暮らしの高齢者には、家族や親族に頼ることができない方は少なくありません。
こうした理由から保証人を必要とする高齢者が増加しているのです。
次に、保証人や身元引受人がいない時の対処法をご紹介します。
保証人や身元引受人がいらない施設を探す
保証人がいない場合の最も簡単な対策として、「保証人がいらない介護施設」を入居先として探すことが挙げられます。
最近では、高齢者向けの賃貸住宅で、保証人不要の補償制度を導入している企業も存在します。
しかし、まだまだその数は少ないのが現状です。
身元保証人がいらない施設の場合の例
- 高齢者賃貸債務補償制度が利用できる場合
高齢者住宅財団が連帯保証人の役割を担い、家賃などの債務を保証してくれる、この制度が利用できる場合があります。 - 成年後見人で入居できる場合
成年後見人がいる場合、身元保証人が不要になる場合があります。
身元保証人代行サービスを使う
終活の窓口では、福岡で身元保証人がいないとお困りの方へ向けて、身元保証人の代行サービスを行う保証会社をご紹介します。
家族のなどに変わって、身元保証人を代理就任してくれるサービスです。
まずは、福岡市で保証人・身元引受人のサービスを行う業者一覧をご覧ください。
保証人代行サービスについて
- 入居時における手続きのサポート
- 病院への緊急搬送先時の対応
- 財産管理
- 退去時の原状回復責任
また、プランによっては老人ホーム入居後に利用者が亡くなられた後までサポートをしてくれます。
終活の窓口では、福岡市で保証人代行サービスを行っている事業者様をご紹介しております。
福岡市で保証人や身元引受人をお探しの方は、終活の窓口までご相談ください。