新型コロナウイルスの心配がある中、インフルエンザの流行も懸念するこれからの時期。
高齢であった志村けんさんが新型コロナウイルスでお亡くなりになるというニュースもあり、高齢者様と一緒にお住まいのご家族にとってはとても心配ですよね。
そこで今回は、誰もが心配するインフルエンザのワクチン不足についてご紹介します。
インフルエンザワクチンが受けれない高齢者が出てくる可能性
今回、最も心配心配されているのが「ワクチン不足」です。
今年10月1日から始まったインフルエンザワクチン接種ですが、新型コロナウイルスの影響で、すでに予約がいっぱいに。。。
厚労省は、過去5年で最も多い6300万人分のワクチン供給をしようとしてますが、「それでも足りないのでは…」という心配の声が出ています。
インフルエンザのワクチン接種は、今年の2020年の場合10月1日から10月25日までは高齢者優先で受けることが出来るのですが、25日以降になると、高齢者以外の方もワクチン接種を受けれる様になります。
10月1日から10月25日までのタイミングを逃すと、ワクチン不足になった場合、ワクチン接種を受けることが出来ない高齢者が出てくる可能性があるのです。
インフルエンザワクチンのさらなる問題
2020年のワクチン接種開始日 | ワクチンを受けれる対象 |
---|---|
10月1日から10月25日まで | 65歳以上または、重症化リスクの高い高齢者 |
10月25日以降 | 重症化リスクの高い高齢者及び、子供を含むすべての人 |
上記のグラフの通り、ワクチン接種開始日をずらした事で、子供を心配する声が上がっています。
大人よりも免疫の低い13歳未満の子供は、2回のワクチン接種が基本とされています。
今年のように接種時期を制限することにより、年明けのインフルエンザ流行のピークまでに2回目の接種が間に合わない恐れがあるということです。
高齢者と一緒にお住いのご家族が考えること
高齢者様と一緒にお住まいのご家族の方は、早めにインフルエンザのワクチン接種を受けるように協力しましょう。
インフルエンザワクチン接種を受けた後も、感染しないように日頃から予防することがとても大切です。
インフルエンザを予防する方法
インフルエンザを予防させる方法として、厚生労働省が発信する情報を下記にてご紹介します。
流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチン接種を受けた高齢者は、死亡の確率が5分の1に、さらに、入院する危険が3分の1~2分の1に減少することが期待できます。
ワクチンを打つことで、万が一インフルエンザで入院することになっても、入院費を抑える可能性があります。
現代のワクチンは安全性がきわめて高いと評価されている為、これまで受けて来なかったという高齢者の方は重症化する前に対策をしましょう。
手洗いやアルコール製剤で手指の衛生
様々なウイルスの予防対策として基本の手洗いはとても大切です。
高齢者の方は特に、外出を行った際は必ず、手洗いをし手についたウイルスを洗い落としましょう。さらに、アルコール製剤での消毒もインフルエンザウイルスに対して有効です。
咳エチケットを心がける
インフルエンザは、せきやくしゃみの際に、口からの飛沫によって感染します。
- 他の人に向けて咳やくしゃみをしない
- 咳やくしゃみが出る時はマスクをする
- 手のひらで咳やくしゃみを受けた後は手洗いを行う