福岡県では、ニセ電話詐欺被害が年々減っているもの、被害者の7割以上が65歳以上の高齢者の方となっております。高齢者の方は、特に被害に遭いやすい傾向があり注意が必要です。
今回は、福岡県北九州で起こった高齢者を狙う詐欺を参考に、詐欺の被害に合わない為の対策をご紹介します。
福岡県北九州の高齢者を狙う詐欺の流れ
高齢者を狙った詐欺は、年々、複雑になり、気づかないという人も中にはいると思います。次に、福岡県北九州で起こった詐欺の手口の流れをご紹介します。
①市役所を名乗る男からの電話に注意
福岡県北九州で起こった詐欺では、まず市役所を名乗った男性の電話からはじまります。
電話の内容は、「あなたの口座に現金が振り込まれてます。銀行からも電話があると思います。」という内容でした。
②銀行を名乗る男からの電話に注意
市役所を名乗る男性から電話があった10分後に今度は、銀行を名乗る男性から電話がありました。この流れの電話があった際は注意しましょう。
銀行を名乗る男性から来た電話では、「本人確認のため…」という内容で次のことを聞いてきます。
下記の内容を電話で聞かれても、絶対に教えてはいけません。
- 氏名
- 生年月日
- 口座番号
- 店番
- 暗証番号
電話を受けた福岡県北九州の高齢者の方は、警察に相談し被害を逃れましたが、最悪のケース貯蓄の全額被害に遭うとても怖い手口ですよね。
③高齢者とくに女性の方は気をつけましょう
福岡県北九州の詐欺の電話にあったのも高齢者の女性でしたが、比較的に家にいる時間が多いことから詐欺にあう7割が女性というデータがあり、高齢者で特に女性の方はとくに注意が必要です。
高齢者が詐欺の被害に合わない為の対策
高齢者の方は詐欺の被害に遭わない為にも対策が必要です。「詐欺に遭わないためには、どうしたら良いの?」という方のために、次に対策と防止方法をご紹介します。
一人で判断しない
電話に出た際にお金の事や大事な情報を聞かれた時は、何も伝えず、一旦電話を切って家族に相談しましょう。「どんな人から、どんな内容の電話だったか」という情報は忘れない内にメモを取りましょう。
留守番サービスに設定する
高齢者がお一人で留守番をする場合は、お留守番サービスに設定し、電話に出れないようにしましょう。そうすることで必要な要件の相手は、伝言をメッセージで残す様になり、電話の内容を把握もでき安心です。
迷惑電話へ設定
もし、不審な電話や心当たりの無いところから電話があった場合は、番号を迷惑電話に設定しましょう。以後、そこから連絡が来ることが無いため安心です。
オレオレ詐欺への対策
高齢者を狙った詐欺で多いのが、オレオレ詐欺です。犯人グループは、住所が記載された卒業名簿や電話帳など、事前に多くの情報を入手してから、だまし電話をかけます。
「息子の名前」「卒業した学校」「友人の名前」などは、犯人が当然知ってるものと用心しましょう。
「電話番号が変わったんだよね」という知らせの電話がかかって来た場合も詐欺の可能性があるので、元の電話番号に電話をし、本人が出るか確認し、電話の番号を変えた内容の連絡をしてきたか確認しましょう。
福岡の高齢者を詐欺から守ろう
福岡県でも高齢者を狙った詐欺は、中々なくなりません。高齢者の方が詐欺に遭わないためにも、日頃からコミュニケーションなどを取ったりと、相談しやすい環境を作ってあげることが大切です。
万が一、不審な電話がかかって来たら、自分一人で判断せずに、周りの方に相談しましょう。